電通、ボストンコンサルティンググループ、A.T.カーニーというスライドの技術を最高峰に高めてクライアントに提案を行う現場で、戦ってこられたプロ中のプロ、山口周さんの本です。
以下①〜③を書きます。3分程度で読める様にまとめております。
①本の特徴
②こんな方におすすめ
③個人的に響いたスライド作成の奥義
①本の特徴:シンプルで読みやすい
→著者がスライド作成はシンプルにすべし、「Less is More」と言う言葉を引用されているだけあり、この本自体もシンプルに以下4パートにまとめられており、時間をかけずにスライド作成の肝がわかります。
1.スライド作成の基本
2.グラフの作り方
3.チャートの作り方
4.シンプルなスライドに磨き上げる
②こんな方におすすめ:時間とスライド作成の自信がないビジネスパーソン
信頼できるプロのエッセンスを時間をかけずに知ることができるので、以下の様な方が読まれるのに向いていると思います。
・我流でスライドをつくっているけど本当にそのやり方でいいのか自信がない
・スライド作成の基本がわからない
・自信を持ってプレゼンしたが、思うように相手に内容が伝わらない
・スライド作成の信頼できる指導者がいない
③個人的に響いたスライド作成の奥義:
1.スライドはメッセージからつくる(グラフ、チャートは後)
2.「紙が先、パワポは後」
スライド作成の技術というからには、大事なのはパワポでつくるグラフやチャートかと思っていましたが、それよりも、紙でメッセージを書き、脳を刺激して、ストーリーを作り、そのストーリーをデータで支えるためにグラフ、チャートをわかりやすく伝えることが大切であるという点が気付きでした。
今後は、まず紙で仮説のメッセージのみでストーリーをつくってからグラフ、チャートのデータ収集により仮説検証し、仮説を補強又は覆すというプロセスでスライドを作成してみようと思います。
以上、①シンプルかつプロ中のプロのエッセンスが集約され、② 時間とスライド作成の自信がないビジネスパーソンに向いており③個人的にパワポよりも紙で、メッセージを研ぎ澄ます、という気付きを得られた書籍でございました。
スライドによる成果を爆上げしたい方は是非ご一読あれ。
以上