【要約#32】「つれづれなる数学日記」数学って面白い!?

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「数学の解説をする文章を書いてたら不意に理解が訪れて「互いに素!」と叫んじゃった」

そんな生活を送る数学ライター&ブロガー、鯵(あじ)坂もっちょさんの著書です。

私は、東京芸術大学を受験した(受験だけ笑)過去を持つほどめちゃ文系の人間ですが、普段触れない分野の本にも触れなくちゃ視野が四畳半の片隅くらい狭いよね!って事で手に取りました。

そんな訳で自分の数学アレルギーを心配しつつ勇気を持って開いた本でしたが、そんな勇気など不要だとすぐ気付かされました。

この本の中身はタイトル通り日記なのです。比喩ではなく、365日分の飾らない日記。

なので、著者の数学脳を通じて日常を面白く切り取る試みが繰り返され、時に奥さんへの愛が語られたり(新婚)と、

著者のロマンチストぶりにも驚かされます。なるほど、著者が登壇する数学イベントの名前が「ロマンティック数学ナイト」であるのも頷けます。

そんな訳で、数学が苦手な人が数学に興味を持つには丁度良い本かなと思いました。とはいえ自分のように数学から縁遠い人からすると数学をバリバリ使っているような箇所もあるので、そこは挿し絵として飛ばして読むといいでしょう。笑

ところで、理系文系という区分が世の中にはあり、抽象度が一番高いという観点では、理系の究極は数学、文系の究極は哲学と言えると思うのですが、

どちらも真理を追求しようとしている点では同じで、対極にあるというよりも、一番近い関係にあると思うので、文系も理系も究極的には同じ事を学んでいるのではないでしょうか。

この本にも出てきますが、ライプニッツ(微積分法を、ニュートンとは別に発明)が偉大な数学者であると同時に哲学者であったことからも、文系理系を分けてそれぞれの学問に苦手意識を持つのはもったいないことなのかもしれません。

先入観にとらわれず幅広く好奇心を持って、四畳半の片隅程の視野であっても、自分だけの星を見つけたいものです〜

久々にBUMP OF CHICKENを聴きながらブログを綴る日曜日でした。では!

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