【要約#22】「自分の中に毒を持て」自分の希少価値を高めるには!?

心身パフォーマンス

「芸術は爆発だ」で知られる岡本太郎さんの本です。今も万博記念公園にある、太陽の塔を1970年の大阪万博のためにつくられたことでも有名すぎるくらい有名ですね。

「自分の中に毒を持て」というタイトルに惹かれて手に取りました。

というのも、個人的に、近頃仕事において「出る杭は打たれる」(おそらく日本において顕著な)文化と、積極的に発言する自分のスタイルとの間で、若干の葛藤があり、出る杭になる勇気を岡本太郎さんから得られるのではないか、とそのタイトルから感じたからです。

私が積極的に発言するのは、シンガポールでMBA課程を経験したことも影響していますが、MBAのクラスの中では発言しなければ価値なし(発言による貢献が低くて成績が下がれば退学もあり)、発言は誤りでも歓迎する(というか論理的に明らかな誤りはともかくとして、多様な考えがあるので正誤が重要ではないという考え方)、という文化が徹底されていたので、日本で感じる身を引く謙虚さや空気を読む、同調性を重視する文化との衝突は起こるべくして起こる、というのが私の実感です。

あえて無駄な衝突をする必要はありませんが、ここで尖れるか否かが、今後の生き方を決めると感じています。尖れるか…?それとも生きる輝きを失うか?大袈裟に聞こえるかもしれませんが、悩み、葛藤しています。

本書の中で特に突き刺さった言葉を少しだけ引用して、本日のブログの結びにさせていただきます。

「強烈に生きることは常に死を前提にしている。(中略)死はただ生理的な終焉ではなく、日常生活の中に瞬間瞬間にたちあらわれるものだ。この世の中で自分を純粋に貫こうとしたら、生きがいに賭けようとすれば、必ず絶望的な危険をともなう。」

「もちろん怖い、だが、そのときに決意するのだ。よし、駄目になってやろう。」

「駄目になって結構だと思ってやればいい。最悪の敵は自分自身なんだから、自分をぶっ壊してやるというつもりで」

日々、あるべきだと考える姿と世間との矛盾を感じてもがいている方におすすめの本です。

タイトルとURLをコピーしました